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日本脳炎とは、日本脳炎ウイルスの感染によって起こる脳や脊髄などの病気です。
ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカなどがヒトを刺すことによって感染します。
県内では、例年ブタにおける日本脳炎の感染率が高いことが分かっています。
日本脳炎は発症すると有効な治療法がないため、死亡率も高く、助かった場合でも脳に重い障害などを残すことがあります。
予防接種が重要ですが、平成17年度から21年度にかけて接種の呼びかけを控えていたため、この時期に定期接種の時期と重なった子どもは接種を受けていない可能性があります。
近年、日本脳炎を受けていない(日本脳炎ウイルスに対する免疫を持たない)子どもからも患者が発生しています。
母子手帳などで、接種が済んでいるか再確認し、未接種の場合は医師と相談し接種しましょう。
◎定期接種スケジュール
〇第1期(3回)
・初回接種(2回)
生後6カ月以上90カ月未満(標準として3歳)
・追加接種(1回)
初回接種のおおむね1年後(標準として4歳)
〇第2期(1回)
9歳以上13歳未満(標準として9歳)
※平成17年度から21年度の間に接種できなかった人(平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれで未接種の人)も接種できますが、20歳になると有料となりますのでご注意ください。